富山城は富山県富山市に天文12年(1543年)頃、越中西部の守護代神保長職が築いたとされるお城で、続日本100名城に選定されました。
主な城主は、神保氏、戦国時代には上杉氏から佐々氏、江戸時代に入ると加賀藩前田氏から独立した富山藩前田氏と続きました。
当時から残る建造物は千歳御門のみであり、現在の天守は模擬天守として富山市郷土博物館になっています。
平城で富山市の市街地中心にあるので、登城難度は低めです。
ふらっと昼下がりのお散歩がてらに出かけてみるのもおすすめですよ。
富山城模擬天守
富山城の模擬天守は彦根城や犬山城の天守を参考に昭和29年に建造されたものです。
内部は近代的な富山市郷土博物館。
続日本100名城スタンプも富山市郷土博物館の2階に設置してあります。
天守展望台
模擬天守は4階建ての建造物で、最上階の4階は展望台になっています。
360度金網が張ってあるので、眺望はちょっと残念かな・・・
それと、天守展望台からの帰りの階段には要注意!
普通に頭をゴチン!とやりますよ。
えぇ、やりましたとも!
千歳御門からの富山城
千歳御門から覗く富山城模擬天守です。
千歳御門とは、富山藩10代藩主の前田利保の隠居所であった千歳御殿の正門であり、本来はここにあったものではありません。
明治維新後に払い下げられたものが、所有者の好意により城址公園に移築されました。
鉄御門枡形と鏡石
鉄御門の枡形。
枡形(ますがた)とは、敢えてクランク状の通路にすることで、外部からの侵入を困難にする通路の事です。
鉄御門の石垣には鏡石という巨石が置かれています。
鏡石は見栄えなどの為に置かれたもので、計5つの鏡石をみる事が出来ます。
開城時間・料金・スタンプ
開館時間(富山市郷土博物館) | 9:00~17:00(入館16:30まで) |
休業日 | 年末年始(12月28日~1月4日) 展示替えおよび館内整備日 |
入館料 | 大人:210円 小人:160円 ※佐藤記念美術館との共通観覧券あり |
スタンプ設置場所 | 富山市郷土博物館2階 |
登城難度 | ★☆☆☆☆ 平城で市街地にあるのでお散歩がてらに |
スタンプ設置場所は富山城模擬天守(富山市郷土博物館)の2階にあります。
入場券を渡す窓口の反対側にあるので、見落としやすいです。
アクセス・駐車場
アクセス
マイカー
北陸自動車道・富山ICから国道41号線で約10分。
電車・バス
JR北陸新幹線「富山駅」から徒歩約15分。または市内電車環状線「国際会議場前」下車。
おすすめ駐車場
城址公園地下駐車場
城址公園内にある地下駐車場です。
料金は1時間までなら320円。それ以降は30分毎に100円加算です。
富山城の広さなら1時間で観光することも難しくは無いと思います。
内部は広いですが一方通行なので注意が必要です。
スタンプ台帳はこちら
お城をめぐるなら、ただめぐるだけじゃ勿体ない!
日本100名城スタンプラリーをご存知でしょうか?日本全国の各都道府県から選定された100か所の名城をめぐるスタンプラリーです。
現在は「続日本100名城」が選定され、合計200名城になっています。
今回ご紹介した、富山城も続日本100名城に選定されています。
公式のガイドブックに専用のスタンプ帳が付属していますので、登城の記念にスタンプ集めもいかかでしょうか?